中原淳一装釘・『サフランの歌』●松田瓊子●ひまわりらいぶらりー●ヒマワリ社刊・昭和24年、初版●村岡花子

  • Auction ends 07/06/2024 21:12 PM (Tokyo)
  • Current Time 06/29/2024 09:16 AM (Tokyo)
  • Bids 0
  • Availability 1 pcs
  • Leading Bidder
  • Item condition: 目立った傷や汚れなし
  • Shipping in Japan: Free shipping in Japan
  • Auction ID:s1142530098
  • Automatic Extensionあり
  • Item location:
  • Seller ID: アタラント
  • Seller's Transactions
    (last 60 days): 1,088
  • Seller Rating: 99.9%
COST CALCULATOR
Price (JP¥)
Additional Charge (JP¥)
Total weight (grams)
Destination country

Product Details
  •  

●松田瓊子(けいこ)『サフランの歌』ヒマワリ社刊、中原淳一:装釘、1949(昭和24)年、初版、ひまわりらいぶらりー。約12×12cm。国書刊行会の「淳一文庫」ではありません。ヒマワリ社のオリジナル版です。経年のスレやシミなどあります。

●松田瓊子は、銭形平次の原作者であり「あらえびす」の名で秀逸な音楽評論を発表し続けた野村胡堂の娘です。大学(日本女子大)在学中から少女小説を書き続け、『七つの蕾』を発表しました。これが生前唯一の本となります。

●この『七つの蕾』の上梓に力を尽くしたのは、父の野村胡堂はもちろんですが、村岡花子の熱烈な後押しがあったからです。しかし瓊子は結婚して松田姓になってから病をえて、わずか23歳で亡くなってしまうのです。

●没後、夫の松田智雄や父の胡堂、妹の野村稔子(装釘・挿画)、それに村岡花子の尽力で『紫苑の園』、『小さき碧』と、『サフランの歌』が、遺稿本として甲鳥書林から出版され(1941〜2年)、村岡花子が跋を寄せました。

●戦後、中原淳一が松田瓊子の作品群に注目し、自らの装釘・挿画でヒマワリ社から出した「ひまわり らいぶらりー」シリーズは、小型の愛らしい版形もあいまって、古書として人気のあるシリーズです。
松田瓊子名義では『七つの蕾』『紫苑の園』『サフランの歌』『香澄』の4冊が、このシリーズに入っています。なかでもこの『サフランの歌』は稀覯本として有名です。
HAVE A QUESTION?